悩ましい、ハイフン
「ハイフン」とか「マイナス」とか呼ばれる「-」ですが、入稿PDFの「-」が職場のオンデマンドプリンタで出力されない問題が発生しました。クライアントさんはWindows Vista環境でPDFにMS-Minchoを埋め込みました。職場はそれ以前のOSもしくはUnixでRIPして出力しています。
問題のPDFのプロパティを見ると、同じMS-Minchoフォント名でもTrueType/Ansiの埋め込みとTrueType(CID)/Identify-Hの二種類が確認できました。両方とも青TrueType表示です。
ちなみにVista以降のOSではサロゲートペア問題をはじめとして、JIS2004問題と俗に言われる問題を抱えています。出力機側ではむやみに追加フォントを入れるわけにはいかないので、導入された時期に応じたJIS X 規格の対応となり、結果として出力機によっても出力可否が分かれてしまいます。一口でハイフン(マイナス)と言っても、内部的な扱いは色々と変わります。
ハイフンと負符号 文字名称 ASCII (ISO 646) JIS X 0208 UCS HYPHEN-MINUS 2/13 無し (JIS X 0213にはある) U+002D HYPHEN 無し 1-30 U+2010 MINUS SIGN 無し 1-61 U+2212
引用元:?JIS漢字とUCS (Unicode)の文字の対応・変換について.
また、全角ハイフンだけでもこんな問題も発生しています。
次のような状況を想定します。Microsoft Windows GDI+ API 関数を使用するアプリケーションを開発します。そのアプリケーションを Windows Server 2008、Windows Vista、Windows Server 2003、または Windows XP で使用します。この状況では、そのアプリケーションを使用して日本語の全角文字を表示または印刷すると、Unicode ハイフン文字 (U+2010) が描画されません。
今回の事象ではPDFに埋め込まれたTrueType(Ansi)がPostScript出力されていないのでGDIは関係ないんじゃないかと推測しています。
フォントだけの問題ならJIS2004対応は対応フォントを出力機のRIPにインストールするだけで済むようにも思われますが・・・。
Windows XPおよびWindows Server 2003システム向けのJIS2004フォントは、以下の場所からダウンロードできる。
引用元:?従来のOSで新しいJIS2004フォントを利用する ? @IT.
しかし出力機側のOSにこれらの対応をすると、既存JOBの文字が出力されなかったり、字形が変わってしまうため、選択肢としては除外されます。かといって、クライアントに旧JISフォントを入れてもらって出力側に対応してもらうわけにもいきませんし・・・。
これを解決する方法として、使用するフォントをJIS2004かJIS90のいずれかに揃えるという方法がある。TIPS「従来のOSで新しいJIS2004フォントを利用する」では、新しいJIS2004フォントを従来のWindows OSにインストールする方法を紹介した。これとは逆に、従来のJIS90フォントを新しいWindows Vista/Windows Server 2008上にインストールするという方法もある。
引用元:?Windows Vista/Windows Server 2008で従来のJIS90互換フォントを利用する ? @IT.
この文字コードについては正直よくわからないのでここ一週間ばかり調べ続けて夜更かしの原因になってます。解決タスクの担当となってしまったので、当分こんな日々が続きそうです。
This entry was posted on 日曜日, 11月 8th, 2009 at 4:54:13 and is filed under DTP, Diary, FONT, Vista, Windows. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.



