PDF埋め込みMS-Minchoのハイフン問題(続01)
先日のエントリに引き続き、PDFに埋め込まれたMS明朝のハイフンが出力されない問題。お客様の作成環境はWindows VistaとAdobe CS3(InDesign CS3)ということは判明している。なので、近い環境をとりあえず用意してみることにする。
(1) Windows Vista用の標準搭載MS明朝、MSゴシックは、バージョン5.0
(2) 現行 Windows XP用の標準搭載MS明朝、MSゴシックは、バージョン2.3
(3) 次の2つのフォントパッケージが、無償提供される。
a.Windows XP SP2以上、Windows Server2003 SP1以上用のMS明朝、MSゴシックバージョン5.0
b. Windows Vista、Windows Server Longhorn向けMS明朝、MSゴシック、バージョン2.5
引用元: PDF 千夜一夜: Windows Vista と日本語文字コード問題(6).
本当にPDF千夜一夜が終了してしまったのが残念でならないのだが、先日の自分のエントリでダラダラと長く書かれている内容はまとめるとこの引用の内容となる。うっは。
ではまずVirtualPC2007にXPをインストールし、(3)a.環境を構築。Office2003とAdobe Acrobat 9(体験版)をインストール。文字パレットからUnicode:0×002d/0×2010/0×2212を入力して、Word2003からPDFプリンタへ出力。
【PDFのプロパティ】
■概要タブ
アプリケーション:Word用Acrobat PDFMaker 9.0
PDF変換:Acrobat Distiller 9.0.0(Windows)■フォントタブ(MS明朝が二種類)
MS-Mincho(埋め込みサブセット)
- 種類:TrueType(CID)
- エンコーディング:Identity-H
MSMincho
- 種類:TrueType(CID)
- エンコーディング:UniJIS-UTF16-H
- 実際のフォント:MS明朝
おっ、UniJIS-UTF16-Hエンコーディングが初登場。これは識別用にAcrobatのヘッダで追加したテキスト(MS明朝)のものかもしれない・・・。フォント名もMSMinchoとMSの後のハイフンが入って無い。念のためAcrobatでヘッダ入れていないものをみると
MS-Mincho(埋め込みサブセット)
- 種類:TrueType(CID)
- エンコーディング:Identity-H
- 実際のフォントの種類:TrueType
MS-Minchoのみが埋め込まれていた。
次にWindows VistaにOffice2003とAdobe Acrobat 9(体験版)をインストール。文字パレットからUnicode:0×002d/0×2010/0×2212を入力して、Word2003からPDFプリンタへ出力。
MS-Mincho(埋め込みサブセット)
- 種類:TrueType(CID)
- エンコーディング:Identity-H
- 実際のフォントの種類:TrueType
同じ結果となった。識別用にAcrobatのヘッダでテキスト(MS明朝)追加したところ、こちらもXPの場合と同様に
MSMincho
- 種類:TrueType(CID)
- エンコーディング:UniJIS-UTF16-H
- 実際のフォント:MS明朝
埋め込まれていない状態の、ハイフンの入らないMSMinchoが追加されたのが確認できた。
ただ、実際に作りたいデータはフォント名にハイフンの入るMS-Mincho(埋め込みサブセット)が
- 種類:TrueType
- エンコーディング:Ansi
- 種類:TrueType(CID)
- エンコーディング:Identity-H
の二種類が混在するデータなので、この方法ではダメのようだ。
続くかも。
This entry was posted on 水曜日, 11月 11th, 2009 at 22:31:51 and is filed under DTP, FONT, PDF, Vista. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.



